この記事では、映画『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』のレビューを通して、シリーズ初登場のハイブリッドキャラクター「プレデリアン」や、前作から進化したゴアシーン、地球を舞台にした新たな戦いなどを徹底解説します。
また、視覚効果や演出の巧みさ、ホラーとアクションの融合がどのように描かれているかについても詳しく分析していきます。
シリーズファンやホラー映画愛好者に向けた、見どころ満載の内容です。
映画情報
公開日 | 2007年12月25日(アメリカ)、2007年12月28日(日本) | |
上映時間 | 94分 | |
監督 | コリン・ストラウス、グレッグ・ストラウス | |
脚本 | シェーン・サレルノ | |
ジャンル | アクション、ホラー、SF |
解説
『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』は、エイリアンとプレデターというSFホラーの象徴的存在が再び激突する続編です。
監督を務めたストラウス兄弟は、視覚効果を駆使して、エイリアンとプレデターの戦いをさらに激化させました。
舞台を南極からアメリカのコロラド州に移し、シリーズ初登場となる「プレデリアン」が加わり、これまでにない恐怖と興奮が観客を引き込んでいきます。
主な出演者
スティーヴン・パスクール | ダラス・ハワード | 『レスキュー・ミー』, 『ビリオンズ』 |
レイコ・エイルスワース | ケリー・オブライエン | 『24 -TWENTY FOUR-』, 『ER緊急救命室』 |
ジョン・オーティス | エディ・モラレス保安官 | 『アメリカン・ギャングスター』, 『クローズド・サークル』 |
ジョニー・ルイス | リッキー・ハワード | 『キングコング:髑髏島の巨神』, 『バンブルビー』 |
キャスト解説
本作には、TVドラマ『24 -TWENTY FOUR-』で知られるレイコ・エイルスワースがケリー・オブライエン役として出演し、家族を守るために戦う母親を熱演します。
スティーヴン・パスクァールが演じるダラス・ハワードは、犯罪者だった過去を持つ兄として登場し、エイリアンとプレデターの戦いに巻き込まれます。
ジョン・オーティスが演じるエディ・モラレス保安官は、町を守るために奮闘しながらも、自らも戦いに巻き込まれていく姿が描かれます。
あらすじ
『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』は、エイリアンとプレデターの戦いが地球に舞台を移し、コロラド州の小さな田舎町で展開されます。
前作でプレデターの体内から誕生した新種「プレデリアン」が、宇宙船の墜落と共に地球へ降り立ち、無数のエイリアンが町を襲撃。
町の住民たちは予期せぬ戦いに巻き込まれ、生き残りをかけた壮絶なサバイバルが繰り広げられます。
見どころ
『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』は、前作で描かれた南極の戦いから数日後、宇宙船の墜落から始まります。
この宇宙船には、新たな脅威である「プレデリアン」が潜んでおり、その存在によって地球に新たな災厄がもたらされます。
舞台はアメリカのコロラド州にある小さな田舎町。住民たちは突如襲来したエイリアンたちに対抗し、生き残りをかけた戦いを繰り広げます。
一方、エイリアンの侵略を阻止するために、「ザ・クリーナー」と呼ばれる新たなプレデターが地球に送り込まれ、エイリアンとの激闘が始まります。
この戦いに巻き込まれた町の人々は、果たして無事に生き残ることができるのでしょうか。
この作品は、人間の生存本能と絶望的な状況下での勇気を描いており、シリーズのファンだけでなく、新たな視聴者にも強烈な印象を与える内容となっています。
エイリアンとプレデターの戦いが、人間のドラマと交錯する中、観客は手に汗握る展開を楽しむことができます。
プレデリアンの登場
「プレデリアン」は、本作の最大の目玉です。エイリアンとプレデターが融合したこのクリーチャーは、エイリアンの攻撃力とプレデターの戦術的な知能を兼ね備えています。
その結果、より多様な戦闘シーンが生まれ、観客に強烈なインパクトを与えます。
プレデリアンの姿は、シリーズのファンにとっても新鮮で斬新なものとなっています。
彼の存在が物語全体に大きな影響を及ぼし、戦闘のダイナミクスを変えることは間違いありません。
ゴアシーンの強化
『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』は、前作を上回る残虐なシーンが多く含まれています。
特に、エイリアンとプレデターが人間を襲う場面では、過激な特殊効果が使用され、ホラー要素が際立ちます。
これにより、映画全体に緊張感が生まれ、視覚的にも迫力満点のシーンが展開されます。
ストラウス兄弟の初監督作として、この映画は視覚効果の分野でも高く評価されています。
地球を舞台にした戦い
本作は、南極からコロラドの田舎町というより日常的な場所に舞台を移したことで、エイリアンとプレデターの戦いが一層身近に感じられるようになりました。
観客は、自分たちが住む町でこのような恐怖が起こり得ると感じることで、さらに物語に引き込まれます。
また、田舎町の狭い空間で繰り広げられる戦闘は、閉塞感と恐怖を一層増幅させています。
感想と分析
『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』は、前作を超えるダークで激しい戦闘シーンが特徴です。
プレデリアンという新たな脅威を描くことで、シリーズに新鮮さと恐怖を加えています。
観客を惹きつける視覚効果と、テンポの良いアクションシーンが融合し、ホラー映画としても見応えがあります。
続編として期待される要素をしっかりと抑え、シリーズファンにとって満足のいく作品となっています。
視覚効果と演出の巧みさ
『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』は、視覚効果が一段と進化しており、エイリアンやプレデターのクリーチャーデザインが非常にリアルです。
特に、プレデリアンのデザインはシリーズの中でも突出しており、その存在感は圧倒的です。
また、ストラウス兄弟の初監督作ながら、彼らのVFX技術が存分に活かされており、アクションシーンやゴアシーンの演出が観客を圧倒します。
ホラーとアクションの融合
本作は、ホラーとアクションの要素を巧みに融合させています。エイリアンの脅威とプレデターの冷酷さが同時に描かれることで、常に緊張感を保ち続けることができます。
特に、コロラドの小さな町で展開される閉鎖的な恐怖は、観客に強い没入感を与えます。
また、エイリアンとプレデターの戦いだけでなく、人間キャラクターたちのサバイバルもスリル満点で、彼らがどうやって生き残るのかを見守る楽しみがあります。
ターゲット層
『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』は、特に次のような視聴者におすすめです。
シリーズファン
エイリアンやプレデターシリーズを通して見てきたファンにとって、この映画は新たなキャラクター「プレデリアン」の登場など、シリーズの進化を楽しむ絶好の機会です。
前作からの繋がりや、シリーズの象徴的な要素を存分に楽しめる内容となっています。
ホラーとアクションの愛好者
過激なゴアシーンやスリル満点のアクションが好きな人にとって、この映画は見逃せません。
ホラー映画ならではの緊張感と、アクション映画のダイナミックさが融合しており、心臓を高鳴らせる体験ができます。
新しいSFホラーを求める人
プレデリアンという新種のクリーチャーが登場することで、これまでにない恐怖と驚きを感じたい人に最適です。
斬新なデザインと設定が、視覚的にもストーリー的にも楽しめる要素となっています。
評価のまとめ
『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』は、シリーズファンにとって期待以上のエンターテインメントを提供する作品です。
プレデリアンという新たな敵が登場し、視覚的なインパクトと過激なゴアシーンが、ホラーとアクションの融合をさらに強化しています。
ストラウス兄弟によるVFX技術が光る一方、ストーリー展開にやや荒削りな部分もありますが、そのダークで重厚な雰囲気が全体の魅力を引き立てています。
エイリアンとプレデターの戦いが新たなレベルに達した本作は、SFホラーのファン必見の作品です。