「怪盗グルーのミニオン大脱走」レビュー!家族愛とコミカルな冒険が炸裂!グルーとミニオンの魅力を徹底解説!

「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、ミニオンの人気シリーズ第3作目として登場。

グルーと彼の双子の兄弟ドルーの再会を中心に、家族の絆やミニオンたちの新たな冒険が描かれています。

悪役バルタザール・ブラットとの対決を通じて、グルーが再び悪党としての道を歩むか、家族を守るために戦うかの選択を迫られるストーリー。

ユーモアと感動が絶妙に融合したエンターテインメントで、子供から大人まで幅広く楽しめる作品です。

80年代の懐かしさも満載で、世代を超えて楽しめるアニメーション映画となっています。

映画情報

公開日 2017年6月30日(アメリカ)、2017年7月21日(日本)
上映時間 90分
監督 カイル・バルダ、ピエール・コフィン
脚本 シンコ・ポール、ケン・ダウリオ
ジャンル アニメーション、コメディ、アドベンチャー

解説

「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、イルミネーション・エンターテインメントが制作した人気アニメーションシリーズ「怪盗グルー」の第3作目です。

本作では、元悪党のグルーが家族としての新たな一歩を踏み出す一方で、生き別れの双子の兄弟ドルーが登場し、新たな騒動が巻き起こります。

笑いあり、感動ありのこのシリーズは、子供たちに大人気のミニオンたちのコミカルな活躍を中心に、家族愛や友情を描いた作品です。

監督はピエール・コフィンとカイル・バルダが務め、音楽や80年代の懐かしさを取り入れた演出が大人にも楽しめる要素となっています。

主な出演者

スティーヴ・カレル グルー/ドルー 『フォックスキャッチャー』、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
クリステン・ウィグ ルーシー・ワイルド 『ブライズメイズ』、『ゴーストバスターズ』
トレイ・パーカー バルタザール・ブラット 『サウスパーク』『チーム★アメリカ/ワールドポリス 』
ミランダ・コスグローブ マーゴ 『iCarly』『スクール・オブ・ロック』
エルシー・フィッシャー アグネス 『Eighth Grade』『Despicable Me』

キャスト解説

本作のキャストには、アメリカの人気俳優が集結しています。グルーとその双子の兄弟ドルーを演じるスティーヴ・カレルは、そのユーモラスかつ感情豊かな演技で物語に深みを加えています。

クリステン・ウィグはルーシー役を続投し、グルーの妻としての母性と強さを見事に表現しています。

また、悪役バルタザール・ブラットには『サウスパーク』でおなじみのトレイ・パーカーがキャスティングされ、彼の個性的な演技が映画にユニークなエネルギーをもたらしています。

彼らの演技が映画全体を彩り、観客に忘れられないキャラクターたちを提供しています。

あらすじ

「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、元悪党のグルーが新たな挑戦に直面する物語です。

彼は妻ルーシーと3人の養女たちと平和な日常を過ごしていましたが、ある日、反悪党同盟の任務に失敗して解雇されてしまいます。

さらに、忠実だったミニオンたちも、グルーが再び悪党に戻ることを拒否したため、失望して彼のもとを去り、新しいボスを探す旅に出てしまいます。

そんな中、グルーは生き別れになっていた双子の兄弟ドルーの存在を知り、彼との再会を果たします。

ドルーは陽気で能天気な性格で、グルーとは対照的なキャラクターです。

彼は父の跡を継いで「大悪党」になることを夢見ており、グルーに再び悪党としての道を歩むよう説得します。

一方で、80年代に活躍した元子役で現在は悪党となったバルタザール・ブラットが、世界征服を目論んでおり、グルーとドルーはこの強敵と対決することになります。

ブラットの悪事を阻止するために、グルーは再び彼のスキルを駆使して立ち向かう決意をしますが、彼が選ぶ道は悪党としてのものではなく、家族や友情を守るためのものでした。

物語は、家族の絆や友情、そして過去の自分と向き合うグルーの成長を描きつつ、コメディとアクションが融合したエンターテインメントに仕上がっています。

見どころ

「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、ファミリー向けのコメディ映画ですが、子供から大人まで楽しめる要素が満載です。

ユーモアと感動が絶妙に織り交ぜられ、キャラクターたちの活躍を通じて心温まるメッセージが伝えられます。

ここでは、本作の見どころを3つ紹介します。

グルーとドルーの兄弟関係

この映画の大きな見どころの一つは、グルーと彼の双子の兄弟ドルーの関係です。

二人は見た目はそっくりですが、性格は正反対。グルーは元悪党ながらも今では家族を大切にする父親ですが、ドルーは今でも悪党になる夢を追い続けているお調子者。

そんな二人のやりとりはコミカルで、テンポの良いギャグが多く含まれており、観客を飽きさせません。

しかし、単なるコメディだけではなく、二人の間には家族としての絆や葛藤が描かれ、感動的なシーンもあります。

兄弟としての絆を強めていく過程が、観る者の心に響きます。

ミニオンたちの大脱走と新しい冒険

タイトルにもあるように、ミニオンたちはグルーを見限って自らの道を模索する旅に出ます。

彼らの独自のユーモアと行動が、物語の中で新しい冒険を生み出していきます。

ミニオンたちが繰り広げる数々のドタバタ劇は相変わらず楽しく、彼らのかわいらしさとコミカルな動きが映画に華を添えています。

特に刑務所のシーンでは、ミニオンたちが力を合わせて脱走計画を実行するユーモラスな展開が描かれ、観客を笑わせます。

ミニオンファンには見逃せないシーンが満載です。

80年代カルチャーを再現したバルタザール・ブラット

本作で新たな悪役として登場するバルタザール・ブラットは、80年代のポップカルチャーに染まったキャラクターです。

彼の登場シーンには80年代のヒットソングが流れ、懐かしのファッションやダンスが披露されます。

特にブラットが使用する武器やガジェットには、1980年代を彷彿とさせる要素が多く含まれており、大人の観客にはノスタルジックな楽しみが提供されています。

音楽に合わせて展開されるアクションシーンは、視覚的にも聴覚的にも楽しめるポイントです​。

感想と分析

「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、シリーズ第3作目にしてなお、その魅力を保ちつつ、新たな視点やテーマを取り入れています。

全体として、ユーモア、アクション、そして家族愛がバランスよく融合しており、子供から大人まで楽しめる作品に仕上がっています。

特にグルーと彼の家族、そして新たなキャラクターである双子の兄弟ドルーとの関係が、物語に深みを加えています。

家族と友情がテーマ

本作の中心には「家族愛」と「友情」のテーマが据えられています。

グルーが悪党としての道を捨て、家族を第一に考え、父親としての責任を果たそうとする姿は、これまでのシリーズに比べて大きな成長を感じさせます。

一方で、兄弟ドルーとの再会は、家族としての絆がいかに強いものかを再認識させられる部分でもあり、ユーモアに満ちたシーンの中にも感動的な要素が含まれています。

また、ルーシーが母親としての役割を模索する姿も、家族を守るというテーマに一貫性を持たせています。

ミニオンの役割とその人気

本作でも、ミニオンたちは変わらず観客を笑わせ続けます。彼らの独自の言葉や奇想天外な行動が、映画全体のコメディ要素を支えています。

しかしながら、今回はミニオンたちがグルーと別行動を取る展開が新鮮でした。

彼らが新しいボスを探す旅に出たり、刑務所でのコミカルな騒動を巻き起こしたりと、ミニオンたち自身が独自の冒険を繰り広げます。

このミニオンたちのエピソードが、物語に新たな視点を提供し、単なるサイドキャラクターに留まらず、物語の重要なピースとして機能していることが印象的です​。

ターゲット層

「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、幅広い年齢層に向けたファミリー向けの映画です。

子供たちにとっては、ミニオンたちのかわいらしいキャラクターや、テンポの良いギャグが大いに楽しめる要素となっています。

加えて、大人の観客にとっても見逃せないのが、80年代のカルチャーを反映した要素や、家族愛をテーマにした物語の深みです。

親子で楽しめるエンターテインメント映画として、多くのファミリー層に人気があります。

ファミリー層

本作は、まさに家族で楽しむために作られた映画です。ミニオンたちのコミカルなシーンや、派手なアクションシーンは子供たちを魅了しつつも、家族の絆や友情のテーマは、大人にも響く内容になっています。

グルーとドルーの兄弟の絆、そしてグルーの家族としての成長が描かれているため、親として共感できる部分も多いです。

家族全員で観賞しても、年齢を問わず楽しめるのが魅力です。

80年代カルチャーが好きな大人

本作で特に注目したいのが、80年代の音楽やファッションが多く取り入れられている点です。

悪役バルタザール・ブラットは80年代に輝いた元子役で、彼の登場シーンでは当時のヒット曲や懐かしい要素がふんだんに使われています。

これにより、1980年代を経験した大人の観客は、単なるコメディとしてではなく、ノスタルジックな感情を抱きながら楽しめます。

音楽やファッションに敏感な大人にとっては、さらに楽しさが増す作品となっています。

評価のまとめ

「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、シリーズ3作目ながらも新鮮な魅力を維持しつつ、家族愛や友情をテーマに、幅広い層が楽しめるエンターテインメントとして仕上がっています。

特に、グルーとドルーの双子の兄弟としての絆、そしてミニオンたちの大冒険が作品に多彩なアクセントを加えています。

大人にとっては、80年代のポップカルチャーを懐かしむ要素が詰まっており、単なる子供向け映画にとどまらず、世代を超えて楽しめる作品です。

視覚的な楽しさと、音楽やギャグの要素が絶妙に組み合わさっており、映画館で観る価値が十分にある作品です。

また、ミニオンたちのコミカルな活躍や、グルーの家族としての成長が、シリーズ全体のテーマに一貫性を与えています。

これまでのシリーズファンだけでなく、初めて「怪盗グルー」シリーズに触れる人々にもおすすめです。

「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、家族、友人、恋人と一緒に観て、笑いと感動を分かち合える素晴らしい映画です。

多彩なキャラクターたちが繰り広げるコメディとアクション、そして心温まるメッセージが、観る者すべてに楽しさを提供しています。

ぜひご覧くださいね!

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